2005/2/4 KOSUGE1-16有終の美を飾る

c0040880_0485354.jpg 事業12日目。帯広市立大正小学校で行ってきたKOSUGE1-16の二人による「小菅スケートスクール」最終日を迎えました。最後までお天気は快晴でした。
 さて今日朝から、絵画の仕上げに奔走する二人でした。画面の中に少しでもここで得たものを描き込もうと必死でキャンバスに向かっていました。休み時間になって生徒達や先生は、いよいよ完成に近づいてきた二人の作品を見て、思い思いの感想を述べていきます。クロッキーから始まりキャンバス張り、地塗り、着彩。そして今正に仕上がろうとしている。この一連の流れをこの2週間「小菅スケートスクール」を通して彼らはずっと見届けてきた訳ですから、この絵には格別な思いがあるに違いありません。私自身、絵画制作という一見アカデミックで、単純な行為が、こんなにも注目を引くとは思いもよりませんでした。

c0040880_0491374.jpg その後二人は、3時間目の1年生の体育の時間に参加しました。「小菅スケートスクール」は今日最終日ですが、授業でスケートを行うのも今日が最後だそうで、滑りながらお菓子を拾うという一年生ならではのおまけがついたユニークな授業でした。KOSUGE1-16も最後まで無邪気に思いっきり滑ることの楽しさを教そわっていました。

c0040880_0492871.jpg 給食が終わり、2週間の成果を皆さんにお披露目する時間が来ました。実は今日、お別れ会を全校あげて開いていただのです。児童会の代表の皆さんの挨拶、そして二人の2週間大正小学校でスケートを通した活動に対して表彰状をいただきました。二人も、今回の滞在を振り返り、最後に完成した絵画を大正小学校の皆さんに披露しました。大きな歓声と拍手に包まれている二人を見て、私は正直何かほっとしたような気持ちになりました。

c0040880_0494640.jpg そしてやはり最後はスケート。放課後、「小菅スケートスクール記録会」と題し、たくさんの生徒・・・いやコーチ達と残された時間を氷の上で過ごしました。イメージキャラクター「小菅さん」も最後はリンクに登場。それにしても二人の上達ぶりには、本当に最後まで驚かされました。別れを惜しむかのように二人は彼らと何度も何度も競争したり繰り返していました。

 さて今日でアーティスト・イン・スクール事業における「小菅スケートスクール」は終了しました。アーティストと出会うことやその人が持つ人生観・価値観と出会うきっかけをつくる。そのことを通して、普段の生活では気付かない、生きる上での精神的な豊かさを実感することの素晴らしさを伝える。少なからずこの大正小学校の中でそれが実現できたのではないかと考えています。しかし、この活動を私としては、単に楽しい思い出を造る為に一過性のものとしてやるのではなく、それがたとえ学校ではなくてもの地域の中で何らかの形で継続していかなくてはあまり意味がなく、また継続することが地域に関わる責任だと感じたのも事実であります。個人的な思いではありますが、この事業を通して一人でも多くの人から「アーティストって何してるの?」から「アートってなんだろう?」と突っ込みが入る日が一日でも早く来ることを期待し、今回のブログを締めさせていただきたいと思います。

c0040880_050247.jpg 最後まで寛大な心でお付き合いいただいた大正小学校の先生はじめ生徒の皆様、PTAの皆様素晴らしい経験ありがとうございました。そしてこの事業を支えていただいております帯広市の関係者の皆様、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。あ、忘れてました。KOSUGE1-16のお二人さ〜ん!またお二人の活動を間近で見られることを楽しみにしています。今回は本当にお疲れさまでした!
 最後に教頭先生!今度伺うとき冷蔵庫の中のビール今度買い足しておきます。すいませんでした!次はホッケーだ!!では
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# by ais2005 | 2005-02-04 19:49 | リポート

2005/2/3 KOSUGE1-16背水の陣!

c0040880_1293331.jpgc0040880_1295362.jpg 事業11日目。今日も快晴です。ここしばらく空から雪が舞い落ちる景色を見ておりません。とても清々しい朝!かと思いきや、KOSUGE1-16も私も二日酔いで、正直つらい朝を迎えました・・・。それというのも昨夜行われたPTAの皆さんとの夕食会で飲み過ぎました。何時に帰宅したかも正直覚えていません。しかし、皆さんからは大正町のことや農業のこと、そして子ども達のことについてのお話をたくさん聞かせていただきました。私達からは、この事業の趣旨や目的そして美術についての様々なお話をさせてもらいました。明るく元気なPTAの皆さんに囲まれ、本当に楽しくまた貴重な時間を過ごすことができました。今の段階で、すべての方にこの事業の目的や有効性を理解してもらうことはできないかもしれません。我々もこの地域の風土や歴史についての知識やそれを感じるまでの経験が乏しいのも事実です。ですが、このような交流の中から、少しでもお互いの価値観を理解し共有するきっかけを設けることはできるのではないかと感じました。本当にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

c0040880_129989.jpg さて、「小菅スケートスクール」も気付けば残りあと2日。絵画制作は特に最後の追い込みを迎えています。日に日に子ども達や先生達の期待も膨らんでおります。休み時間や放課後にたくさんの生徒や先生が見学に来ます。そのせいもあってか今日も朝から二人は、猛烈な勢いで一枚のキャンバスに向かって筆を動かしていました。どんどん仕上げっていく絵を見る子ども達の目は、輝いています。この経験は、KOSUGE1-16にとっても子ども達にとっても貴重な体験となることを確信する瞬間でした。がんばれ

c0040880_1282323.jpg 放課後は、いつも通りスケートの練習。記録会は終わりましたが、最後までどん欲にスケートの上達を目指す二人の姿がそこにありました。記録会で良い成績を出すことは目標ではありましたが、あくまでもそこに本来の目的があった訳ではありません。スケートというものを通して、子ども達や地域の方々と交流し、そこに住む人や場所からあらゆる可能性を引き出し、自分たちもまたそこから刺激を受ける。その為に真剣にスケートに取り組む。その過程が彼らの作品であり活動の根本なのだと感じました。

c0040880_12153021.jpg 後残り1日。明日を最後に大正小におけるこの活動「小菅スケートスクール」は終了します。最後にどのような感動が待っているのか・・・。今日は様々な思いが頭の中を駆け巡る一日となりました。(漆)
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# by ais2005 | 2005-02-03 12:07 | リポート

2005/2/2 KOSUGE1-16ほめられる!

c0040880_11354960.jpg アーティスト・イン・スクール事業10日目。帯広は今日も快晴です。本当に毎日毎日お天気が良く、極端な冬の洗礼を受けることもなく充実した日々を送っております。
 昨日の記録会の興奮も覚めやらぬ中、今日は、事務局の中で昨日の映像を休み時間に上映し、コーチ(子ども達)に批評をあおぎました。みんな二人の上達ぶりをほめてくれましたね。まさか一週間でこんなに滑れるようになるとは!と誰もが口を揃えていっておりました。さらに学校から記念に記録証もいただきました。それも彼らの努力とコーチの皆さんのご指導の賜物だと感謝いたします。

c0040880_11361869.jpg また今日の朝は、ミニバレーに誘われ軽く汗を流し、授業中は絵画制作に没頭していました。締め切りは明後日。今日の段階で7割出来上がってきたとこでしょうか。生徒達や先生達もちょこちょこ顔を出してくれて「お、進みましたね!」「期待してます!」と声をかけていいってくださいます。がんばれKOSUGE1-16!!

c0040880_11474286.jpg さて実は今日私は、午後から学校を離れ、このアーティストインスクール事業を支えてくださっている各関係者の方々へ事業の経過報告をしに外廻りをしておりました。今回のKOSUGE1-16の活動は、大正小学校という母体に支えられ、驚くほど順調で充実したものとなっていると感じています。その活動の趣旨や内容、そしてその経過を報告し、子ども達や先生、PTAのみなさんの反応を私が感じた範囲で報告ました。帯広市や教育委員会の方々、十勝毎日新聞の事業部の方々、みんなさん喜んでいただき、今後もこの事業を引き続き応援していただけることをお約束いただきました。ありがとうございます。中でも特にPTAの方々との交流が徐々に芽生えてきていることに特別な評価をいただきました。そうなんです。実は今日の夜PTAのみんなさんと夕食をご一緒させていただくことになっているのです。私やKOSUGE1-16の二人は勿論楽しみなのですが、関係者の皆さんもこのアーティスト・イン・スクール事業を通して、地域の人がアーティストを受け入れアーティストが地域にとけ込んでいく過程に期待を寄せ、また楽しみにしてくれいいるのだと感じました。その期待を背に、次に繋がる関係を築くことができるよう、責任を持ってこの事業を進めなければならないと私自身、身が引き締まる思いにかられる一日でした。しかしながら、今夜の宴会はどのようにな状態になるのでしょうか・・・。その件についてはまた明日のブログでご報告いたします。お楽しみに!
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# by ais2005 | 2005-02-02 18:46

2005/2/1 KOSUGE1-16記録会で奇跡を起こす!?

c0040880_18152931.jpg アーティスト・イン・スクール事業九日目。今日は、絶好の記録会日和。快晴でした。そうなんです。いよいよ待ちに待った記録会の日が来たのです。
 朝学校に到着し、まず二人は、今日の記録会用のコスチュームの仕上げに取りかかりました。コスチュームといってもオリンピックなどで皆さんもご覧になったことがあると思いますが、あのワンピースのぴたぴたのものです。二人は、その「ワンピ」を実は密かに制作していたのです。恐るべしKOSUGE1-16!

c0040880_1815988.jpg とはいっても、まともなものを造るはずのない二人は、案の定いろんな意味でギリギリのワンピを制作してしまいました・・・。それでも参加させていただけたのですから、大正小学校の関係者の皆様の寛大な配慮に感謝せずに入られません。本当にありがとうございます。

c0040880_18161891.jpg まずは5・6年生の部の第8組目に、イメージキャラクター「小菅さん」に扮したKOSUGE1-16土谷さんが出場しました。この組は、大正小が誇るスケート少年団「スケ少」のメンバーが6人中2人もいる言わばこの記録会で最もハイレベルの滑りを見ることのできる組なのです。その中に、無謀にも挑戦を挑むKOSUGE1-16土谷享。その目は真剣そのものでした。結果は勿論6位。ビリです。しかしタイムは、500mを1分34秒と大健闘!実はこの記録、大正小学校6年生の中間クラスのタイムなのですから驚きです。


c0040880_18164023.jpg  1・2年生の部。二人とも一年生の組に出場しました。思っていた以上にタイムを伸ばしていた土谷さんに対して、ホームはきれいだが正直遅い車田さん。運動音痴略して「うんち」のワンピで出場。一年生とどっこいどっこいの勝負をしながらなんとかゴール。頭の上についているアクセサリーが邪魔して5位にとどまった。残念!土谷さんもさすがに一年生の中では大人げない滑りはできず2位でゴールした。その後車田さんが無謀にも4年生の組に出場。意外にも500mを1分58秒とこれまた大健闘。始めた頃は、1年生にも追いつけなかった彼らあが・・・。順位はともかく一度も転倒することなく、周囲を驚かせる滑りを見せてくれました!これもひとえにコーチの皆さんのおかげです。2月4日までは、小菅スケートスクールは開校しておりますので、引き続き皆さんご指導お願いします。

c0040880_18252145.jpg さて、絵画制作の方ですが、こちらも順調に進んでいるようです。休み時間などの子ども達の様子を見ていると、何を感じているのかは解らないまでも、日増しにその関心が高まって来ていることに気付きました。予想以上に二人の絵画制作は、アーティスト・イン・スクール事業にとって大きな効果をもたらしそうです。美術をより身近に感じる機会、そこから更に興味へと発展していく段階を正にこの現場でリアルタイムで目撃しているといった感覚を覚えるのです。残り後3日です。最後までその瞬間を少しでも多く目撃できることを願っています。
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# by ais2005 | 2005-02-01 18:13

2005/1/31 KOSUGE1-16いよいよ明日記録会へ臨む!

c0040880_17502155.jpg 事業八日目となりました。今日は快晴!十勝晴れといったとこでしょか。
 週末は、ホームステイ先のご家族と一緒に食事、観光と楽しいひとときを過ごしたKOSUGE1-16の二人でした。お世話になったご家族のみなさん。本当にありがとうございました。でも、二人は今日からまた仕切り直しです。明日いよいよ記録会当日を迎えるのですから!

c0040880_17513740.jpg そんな状況にある二人は、一時間目の一年生の体育の時間に再び参加し、記録会の段取りを確認しました。その後放課後は、最後の悪あがきといわんばかりの熱の入りようで、残り少ない時間を思いっきり練習に費やしておりました。コーチ達もすっかり彼らの指導の仕方に慣れたのか「早くなったよ!」「フォームがきれいになったよ!」とほめ上手。手取り足取り一生懸命指導してくれている大正小学校の先生の皆さん、生徒の皆さん、あ、いやコーチの皆さん本当にありがとうございます!明日二人はきっと良い滑り良い記録を出してくれることでしょう。と、心の底から祈っております。また、二人は記録会出場に向けてある企みをしているとのこと・・・。いったい何を考えているのでしょうか明日の本番が楽しみですね。

c0040880_17505230.jpg さて、絵画制作の方はというと、順調に進んでいるようです。全体的な構図は決まり下地を塗り、細かい部分の当たりを付けている段階でしょうか。スケッチとキャンバスへの彩色を繰り返しながら作業をしていました。さすが油彩画出身のお二人だけあって、上手いなぁ〜と純粋に感心しました。まだ下地の段階ですが、私も絵を描く人間なのでよけい感心してみています。休み時間などに遊びにくる生徒達もその途中段階の絵を見て、いろいろな感想を述べ、それもまた非常に興味深いです。皆何か期待を込めたコメントをしていくので二人もプレッシャーに感じていることでしょうが、また大いに励みになっていることも事実でしょう。

c0040880_17511171.jpg つまり今現在、「小菅スケートスクール(大正小会議室)」は、徐々に二人の公開アトリエと化している訳です。この現象もアーティスト・イン・スクール事業という滞在型プロジェクトならではの特色であり、そこでまた美術を介した交流の機会が生まれることにこの事業の意義を感じます。美術をより身近に感じてもらう絶好の機会を今彼らは実践するなかで作り上げているのです。
 しかしながら、明日の二人の企みがどのようなものなのか。おそらく彼らは、私の期待通り、記録だけでなく、皆さんの記憶に残るような試みをしてくれるに違いありません。
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# by ais2005 | 2005-01-31 17:55 | リポート